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曳行している自動車が止まっていても、グライダーが点線のように前進することがあるから注意する。

自動車で引いていくときの注意
機首のフックまたはレリーズにロープの一端を引っかけ、他端を自動車に着けて曳行する。この場合、下り坂のような場所とか、自動車が急停車したようなとき、機体がかってに前進して、自動車の後部に衝突する危険があるので、1−28図の(ロ)のように、翼端保持者の反対側に1名つき添って、機体が勝手に惰性で前進するのを止めなければならない。また、1−28図の(イ)の翼端保持者は、単に保持するだけでなく、機体が常に曳行車のまうしろにあるように注意していないと1−29図のような事故を起しやすい。
1−30図のような場合には、追突の恐れはないが、機首に比べて、尾部は強度上強くできていないから、あまり乱暴な曳航をしてはならない。
特に、上り坂・下り坂のあるところでは、注意深く曳航する。下り坂の曲がり道では、1−31図のように追突の危険があるからである。1−30図のように、補助者がさらに1人必要である。

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下り坂を降りるとき

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下り坂の曲がり角では追突して、尾翼をこわすことがある。

 

 

 

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